ひとり アルナーチャラ山の聖地巡礼に行こうとしていた。けど。
若かりし頃、南インドのアシュラムのバナナの葉っぱのお皿に乗せられたランチ…プラサドって言うのかな…食べたさに洋服も自分で縫って準備万端用意して、さぁ行くぞってなった時に、止めてくれたお友達がいました。”命が無くなるから止めなさい!”って。
うん、確かに。
止めてくれてありがとう。
命の恩人よ。
今回は集団で行った聖地巡り。
ブッダの聖地巡礼。
空港に降り立ち外へ出たら辺りは何故か視界が悪い。霧かな。大気汚染かな。どっちだろうって暫し立ち尽くす。が、いつものように″まぁどっちでも良いわ。”
大事なのはそこじゃない。
母なるガンガー、ガンジス川にも入りました。
泳いだツワモノもいます。美穂ちゃんです。
夜行列車にも乗りました。
インドは凄いよ。興味深いよ。
列車は時間通りに来ないのは当然なんだけど、時間より早く来たら定時を待たずに発車してしまうって、えっ?と言うより、目を見開き、えーーーー!って。なる。
だから結構早めに駅で待機。そこかしこに床に座って待つ乗客。家族連れ。上野公園の花見かっ!って感じね。想像できたかしら。
暫くすると列車がホームに入って来た。昔ながらの茶色い列車よ。
寝台列車で1ブース上下で対面で定員4人。説明下手だけど分かるかしら。ちゃんと毛布とシーツが畳まれて付いている事にちょっと驚き。相方の美穂ちゃんと指定席に行ってみると既に下の段にはご高齢のご婦人が横になっていた。対面の下の段にも男性が。
で、その男性「うちのカアちゃんは高齢だしその上足が悪いから上の段じゃなくて下の段ね。お前らは上の段なっ」って、ニコリともせずに言い放つインドイケメン男性 。てか、それチケットを買うときに駅員さんに言わんかったんかい。とひとりツッコミ。下の段はソールドアウトだったんかな。謎だらけ。私たちは笑顔で…まあ、それは大変ですわね。どうぞどうぞそのままで…と言いました。これ、足の悪いご老人連れ同士だったらどう解決するのかな。キレッキレのナトゥーダンスでも踊って円満解決?円満対決?するのかな。それも見てみたい。
︎
※持ち物–懐中電灯若しくはヘッドライト。
真夜中ですよ。列車の中も灯りなし。外は広大な漆黒の闇。停車駅の車内アナウンス等一切無し。途中駅も灯りなし真っ暗。そりゃぁ懐中電灯若しくはヘッドライトを日本から持参してね となる訳ですわ。
真っ暗い中 でたらめな発車時間に車内アナウンス無しで途中の停車駅に殆ど音も無くスーッと止まる列車に降りたい駅で降りれる乗客 わたしには難易度MAX!
ふう〜、一息早口言葉。
五感をしっかり使わないと無理ね。五感どころか六感、七感、八感フルに使ってね。普段から至れり尽せりの国の人じゃ、到底ムリね。訳もわからず終着駅まで行くしかないわ。
手摺におつかまりください…
エスカレーターにご乗車の際はお子様の手をしっかり握って…
車内ではマナーモード若しくは電源を切って…
他のお客様のご迷惑になるので…
後から乗ってくるお客様の為に…
白線の内側にお下がりください…
車内マナーにご協力ください…
そんなに心配してくださらなくても大丈夫ですわ。
日本からの添乗員さん、現地のインド人ガイドさん、お二人共一睡もせずに私たちのお世話をしつつ停車駅に気を配っていらっしゃいました。感謝感謝。
私たち35人降り過ごしたら大変だからね。駅にはバスを待たせてあるし。
夜が明けてきて、駅のホームに降り立つと、旅行者のスーツケースをめがけて制服姿の幾つかの集団が全力で走ってくる。ポーターさんね。しかも勝手にスーツケースに手を掛けて持って行こうとする。オイオイ。
ガイドさんと交渉成立したポーターさん集団はトランクを頭の上に乗せて運ぶの。1人2つも乗せる。驚いちゃいけないかもだけど、女性もいるの。逞しすぎる。
は〜。大好きなインド話は尽きません。
Q. 表題の菩提樹の下でのお釈迦様の響き話はまだですか。
A. 外の雪が止んだら図書館へ行って手塚治虫のブッダを借りてきます。何度読んでも飽きない大好きな本。そこから写真を借りようと思う。私は映像は心の中に記憶として残したいタイプだから ☜感動した時以外は滅多に写メ撮らない人…だから写真が無いのよ。
ではまた。